知恵0番
なにか分からないことがあると、まず自分を疑う。分からない対象に光を当てるためには、思考の枠組みを更新しなければならない。それは現在どのような古い思考に囚われているのか?と疑問を持つことからはじまる。分からなかった対象は、それが明らかになった時点での思考と未だ不明のときの思考と同一な思考で考えられたものではない。分からなかったものが分かったとは思考が更新した瞬間の心理的変化に他ならない。思考の枠組みの変化が理解の風景の見晴らしをよくしたのだ。一般的に分からないのは常識に従って思考される場合が多い。未知に見えるものは未知自身の世界にあるのだから、こちらの世界(常識)の方法で迫っても無駄である。あちらの世界はあちらにある。あちらに行くにはこちらの原則を破棄してあちらの言語を獲得しなければ無理に決まっている。あちらの言語を獲得するためには、こちらで使っていた言語習慣(思考)をあきらめて新しい言語習慣(思考)に入るしかない。新しくすると言っても現在にいくら上乗せしても意味がない。上乗せは現在を捨てていないから。つまり延長線上ではなくて、ぴょんと跳躍していることが条件!あたかも脱皮するかのように…
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