判断基準=影響力の多寡
「何を読むべきか」についての一応の見解。
当然のことだ思うが、その影響力の大きさにより選択すべきだと思う。
例えば、E .フッサールである。彼は誰に影響を与えたのか。少なくとも、ハイデガーやレヴィナスとデリダなどに多大な影響を与えた。だから無視できない人物である、E.フッサールの「イデーン」から読んでおく必要性が理解できる。
西欧文学ではやはりシェイクスピアが突出している(ギリシャ悲劇を除く)。音楽の源泉を遡ればバッハに至るのと同等な意味でシェイクスピアは文学の海のような存在といえる。誤解を恐れずにいえば一人で英国語を創造してしまった文豪だ。影響力の多寡によって注目すべきを決定する。(でもアリストテレスを読むのはいいのかどうかは判断のわかれるところ)
見逃してはならない視点は「誰が誰(何)に最も影響を受けたのか(与えたのか)」という点である。そして影響力の原因に遡ること。あなたの知る有名人はいったい誰(何)に強く影響を受けたのだろうかと考えてみる。ゴッホは日本の浮世絵に…ある政治家はマキャベリに…
0コメント