難問は存在しない

難問は存在しない。難問を解決に導く法則が難問を覆うように近くに存在していてこの法則によれば難問はもはや難問ではない。この法則が既存の思考から切れており乖離しているために印象として難しく感じる。したがって難問の世界に接近すればおのずと問題は解決される。思考の跳躍が不可欠だが、安定と慣習の虜になっているとそれが大きな障壁になるだろう。難問は難問の領域の規則によって明らかにされるものであって、古い慣習の手段によっていくら追い求めても成果に乏しい。いまこの場所から難問を眺めると遠い謎のように見える。思考の跳躍は最も困難であるが、これを無視すれば問題は遠のくばかりで埒があかない。連想の絡みあいと大胆さと自由自在な発想、それに子供のような柔軟性や思いきった破壊とが思考そのものを変化させる。対象の方を向くのではなく、主体を如何に変容させるかに焦点を合わせる。

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