マスターマインド
ひとりで何もかもやる必要はない。個人の素質はでこぼこしているものだから、凹んでいるところは他者の凸で埋め合わせることができる。考えは専門家の助言を考慮することにより洗練される。自分の思考のつづきを誰かが既にやっているかも知れない。総合的かつ多角的に考える人は、細部を厳密に調べる人の数よりも少ない。だから任せることにした方に益がある。専門家と専門家が競争する場をつくることも可能だ。理解力があるなら分からないことは分かる人には訊けば済むこと。幾ら知識があっても意味がない。知識ある人はどこにいるのかの知識に価値がある。優秀な学習者は有り余るほどいるのだから、彼らの出口を保証してあげれば、協働してなにか仕事ができるだろう。頭のいい人は堅実で合理的な目的を持つが、つまりわかりやすい目的しか持たないので、人間的にもわかりやすい。彼らの多くは予測不可能なものや大きくて手に負えない巨大なものに対して距離をおき回避する傾向がある。堅実さが彼らの盲点なので、その逆は勇気と大胆さということになる。この盲点の素質を備えること!
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