いま歴史が書かれている!
間違いなく、いま歴史が書かれている最中である。(2020年4月11日現在)。良くも悪くも歴史に刻まれる。敢えて楽観も悲観もしないようにしたい。世界全体が、この危機に集中している。これは団結をもたらす。50年後にどう回想するのだろうか。世界は危機が過ぎ去っても続くが、少なくとも、いまは危機的状況にある。ウイルスが人類を再教育させているようにも見える。危機的な環境が人間に苦痛と忍耐を強要するからだ。自発的なものではなく、外部から必然の強制になる。緊張させ不安にさせ総力をあげて頭を働かせる。深刻さをこれほど多くの人が共有する事態は稀である。ウイルスに対しては、団結をせざるを得ないし、団結こそが終息の鍵を握る。一都市や一国でウイルスの終息に成功したとしても、世界的な流行を止めることにはならない。世界秩序を根本から見直す契機となっていると思う。個人的にはどうか。なぜなら、取り巻く環境と自分の問題は、等分に考える必要がある。重要かつ必要なことを適切に選別して、すべきことに専念する。できないことや分からないことに付き合うのはやめて、できることや効果の実感できる作業に重心をおく。但し、ウイルスは分からない範疇に属する。専門家の意見もその都度変わる可能性がある。閉じ籠るのは息苦しいが、そうするのが、いまのところ最も無難とされているから、忍耐しよう。世界の混乱は、私の混乱とは違う。まずは、私の混乱に秩序を与えることが優先される。歴史の父と呼ばれるヘロドトスは、自らの眼で確認することに努めたと言われる。不足する情報に限り、伝聞と証言に頼った。信用の第一条件は自分の眼で確認すること!またニュートンはペストの流行したときに研究に没頭した。その後の業績となる研究だった。集中的な思索に没入するのにはいい機会だ。独房に入れられていると思えばいい。それよりはうんとマシなのだから。
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