2021.03.22 10:53陣痛という名を与える「COVID-19」名づける行為は治療に匹敵する。治療とはならなくとも安心を処方することになるかも知れない。何をやり「たい」のか?コロナ感染症(COVID-19 )に陣痛という名前を与え「たい」。陣痛の苦痛に耐えられるのは、恐らくそれが陣痛であると知っているからであり、出産の一過程としての陣痛であるからだ。コロナに陣痛という名を与えることは、「未来から遡って」との意味合いがある。繰り返すと、陣痛という現象(言葉)の中...
2021.03.20 14:22賭博者あるグループに属する人たちが、ある事柄に対して理解を共有しているとする。別のグループの人たちは、そのある事柄に対してまったく理解を示さないどころか、理解しようとしても理解できないとする。ここで前者のグループと後者のグループとで、どこに違いがあるのだろうか。理解を共有しているのが事実なら、そのある事柄は理解できるはずである。理解しないグループの人たちは、理解していないのだから、その事柄について判断す...
2021.03.15 13:21「ある」のに「みえない」未来は未来にあるのではなく、現在の中にある。ここで仮に現在あるものを読解不可能なものと読解可能なものに分けてみる。読解という言葉に特に深い意味はない。不可能と可能よりは理解しやすいから。未来的なものは、この読解不可能なものとして現在に眠る。読解不可能なものとは了解不可能なものでもある。了解不可能なものは存在しているのだが、価値ある存在とは看做されない。手が届かないものは無いに等しい。ただし志向性す...
2021.03.07 14:17有限責任会社まずデリダ「有限責任会社」。脱構築についての引用からはじめよう。あとに夢想的な解釈をしてみることにするが、未完成である。「…脱構築は、二重の身ぶり、二重の学、二重のエクリチュールによって、古典的二項対立の転倒と体系の一般的転位との両方を実践しなければならないのである。ただこの条件においてのみ、脱構築は、自らが批判する諸諸の二項対立の領野、非言説的諸力の領野でもあるこの領野へと介入する諸諸の手段を自...