2020.05.07 13:26階段が知らせる知らなかった物事を理解した、あるいは分かったとは、了解された理解の場に呼び寄せられたことであって、それは同時に、これまでの世界を置き去りにしているということを意味する。あることを理解している者と理解していない者とのあいだに差異が生じている。理解していない者は、理解をしている者の世界にいまだ入っていない。しかし、理解しようという試みに成功すれば、かつて理解不能だった世界への入門が許可され、新たな世界...
2020.05.03 15:57夜の妄言時折なんの前触れもなく、妙なことが頭に閃く。それも夜中に!大抵は大したものではなく、もう誰か知っていたり本に書かれてあったりする場合が多いのだが、今回も同じようなものだろう。それは何かというと、意味についてである。閃いたのは、二人で一つの意味を共有することがあるだろうとの着眼である。つまり、一人では意味の半分しかなく、もう一人がもう半分の意味をもっており、二人を合わせることによって、初めて意味がは...