2020.07.21 14:59遡って知る「未来の知識」未来を知ることは可能だろうか。一見すると不可能なように思われる。しかし、もしかすると可能なのではないかと考えるようになった。常識から逸脱する話であるけれども真剣にそう思う。というのは、過去に何気なくノートに書いた記述が、だいぶ後になってから、はっきりと理解を伴ない意識することが度々あったからである。つまり、書いた時点では明瞭に意識できなかったのだ。この個人的な体験から導きだされた仮説は次のとおり。...
2020.07.19 16:50ふたたび搾取について「機械×人間」労働力が特殊な商品であることを理解した。現在では、労働に機械(パソコン)がつきものだ。つまり、労働力とは、パソコン(スマートフォンも含む)とそれを操作する人間との和である。もう人間とパソコン(コンピュータ)は一心同体といえよう。労働力とは、「人間×コンピュータ」なのであって、単に生身の人間だけではなくなった。コンピュータは人間の頭脳を拡張したものだから、少なくとも昔よりは、情報処理が効率的になった...
2020.07.15 12:59搾取についての私感搾取の構造について、ちょっと考えてみよう。マルクスは、あらゆるものを商品の現れとしている。もちろん労働力も商品である。我々の多くは、労働力の一部を会社などに売っている。物としての商品は労働力の結晶とみることもできるし、その商品が貨幣に転換されたときは、貨幣も労働力の化身とみることもできる。ところで、搾取はどうして起こるのだろうか。ひとつに労働力が可変資本であるということ。また、資本主義においては、...
2020.07.09 15:10独白ー知識バブル!あまりに世の中に知識が多すぎるので、どうすればいいのかわからない。そもそもなぜこうも知識が溢れているのか。と、問うということは、既に知識に価値があることを前提にしている。知識を知識と思っているから、その膨大さに辟易している。もし知識の価値を無視することができるのなら、という意味は、知識になんの意味もない空気のようなものだとすれば、知識はもはや存在ではないということになるから。無視するという行為は無...
2020.07.05 14:26音楽。あるいは不都合な鋭さよく分からずに執着するものがある。例えば、音楽がそれだ。好きなのは好きなのだが、どこか不可思議ともいえる執拗さなのである。思うのだが、もしかすると、来るべき将来に備えたものであるかも知れない。心に大きな腫瘍ができたときに発令される危機管理の要素があるのではないか。楽しむための音楽がある一方で、悲しんでいる心を回復させ修復しようとする音楽がある。絶望に処方する音楽というものがある。心が本来の行き場を...