2019.08.27 12:15テキストの空白教科書はない。しかし教科書はある。暫定的に存在するだけで完璧なカタチは取らない。態度が変われば教科書もその都度変わる。信用が流動的とも言える。現実に通貨でさえ毎日変動しているのは信用が一定していない何よりの証拠。先生(権威)が間違った事を教えるというと疑問に思うかも知れない。先生自身は間違った事は教えていない。教科書に則って教えるから正解を伝達しているものと信じている。ただ教科書は過去の正解と認め...
2019.08.25 15:31ネット時代の平等と不平等の境界インターネット社会の住民として誰もが生きている。ここにある法則がある。上にいる人はさらに上に加速して上昇し、下にいる人はさらに下に加速して下降するという法則。なぜか?いま置かれている能力や態度がそのままインターネットに接続されるからだ。両者の開きは凄まじい。毒は良く用いれば薬にもなるが、誤れば死に至る。換言すると使う側か逆にインターネットに使われる側かに二分される。操るか操られるかは主人と奴隷の関...
2019.08.16 15:40HANABIあるいは夏の夜の夢言い知れぬ悪夢から逃れた…と思った。いつもの日常との違和感を痛切に感じないではいられなかった。眩暈がする。それもいつになく激しい。時計に目をやる。ぐるぐると急速に回転している。「これじゃ時計とは言えないな」とふと思う。信号機の点滅が視界に入る。なるほど、これでは交通もままならない。青と赤の瞬間移動が瞬きのように速すぎて運転手はアクセルもブレーキも踏めずに茫然自失。「これでは渋滞も避けられないな」と...
2019.08.14 12:53彼シリーズ「電車の観念」我が家のすぐ隣を電車が通り過ぎた。と言っても近くには電車の路線なんてもともと無い。しかも我が家は駅からかなり離れたところにあるはずだ。轟音の後にはいつもの風景である冷たい道路が静寂と沈黙の裡に佇んでいるではないか。その静寂と沈黙とは彼自身のものとまったく同じものだった。何が起こったのか?二度目のチャンスに期待して彼は家の窓から外を凝視する。「あっ!きた」その轟音は確実にこちらに向かって突進してくる...
2019.08.12 10:25病は気から最近ことに強く感じるのは、病気の原因についてである。結論からいえば殆どの病気は自分の意に反する圧力により発生して罹患に至る。自由すぎるのも問題だが、自発的な欲動が制限されているとき最も病気になり易い。幾ら健康に気をつけていても、やりたいことをやりたいようにやる人の健康には遠く及ばない。物理的な要因よりも気のほうが病気を形成しやすい。細胞レベルに作用するという点では気に軍配があがる。だから気持ちが抑...
2019.08.07 15:20警告!「わたし」は、絶対に顔を撮ったり載せたりしません。同姓同名の人が複数いますが、「わたし」とは一切関係ありません。なぜならネット上に掲載されたものは原理的に削除できないからです。インターネットとは軍事からの転用で、一箇所が攻撃されても非中央集権の性質ゆえに全体に支障がでないようにつくられたうまいシステムなのです。従って映像に限り完璧に匿名です。言葉は勝手に飛んでいけばいい。一旦「わたし」から離れた言...
2019.08.07 13:19架空のパズル架空のパズルがあり、そのひとつひとつのピースが一個の人生である。架空のパズルのどの箇所にピースをあてはめるのか。本来あるべきところにピースが収納されるなら成功したことになる。もし、ピースが居場所を見つけられなければ、失敗である。実存的な思想ではない。先天的に収まるべき場があることを前提とするからだ。探すのは本来あるべき姿であって、これからどうなるかとは関係ない。誕生の瞬間から本来あるべき場から段々...
2019.08.04 16:26マスターマインドひとりで何もかもやる必要はない。個人の素質はでこぼこしているものだから、凹んでいるところは他者の凸で埋め合わせることができる。考えは専門家の助言を考慮することにより洗練される。自分の思考のつづきを誰かが既にやっているかも知れない。総合的かつ多角的に考える人は、細部を厳密に調べる人の数よりも少ない。だから任せることにした方に益がある。専門家と専門家が競争する場をつくることも可能だ。理解力があるなら分...