2020.03.31 13:23ハラリ氏の警告イスラエルの歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリ氏は2020.3.31の日本経済新聞(朝刊)の寄稿で「コロナ後の世界へ警告」と題して、危機下で進む監視社会について述べている。いまの新型コロナウイルスよりも全体主義的監視の方に重点が置かれている。新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるには二つの方法があると言い、一つは「政府が市民を監視し、ルールを破った人を罰する事」。更にこういう「今、人類史上初めて、...
2020.03.10 14:33「凹的なるもの」の逆襲この世界に現れているものは、「凸的なるもの」であって、「凹的なるもの」ではない。…と唐突に言われてもなんのことだか分からない。でも、感覚的には理解できるのではないだろうか?「凸的なるもの」とは、陽性であり、積極的であり、能動的であり、いわば表であって光である。一方、「凹的なるもの」とは、陰性であり、消極的であり、受動的であり、いわば裏であって影である。「凹的なるもの」の不在とは、世界に表現されてい...
2020.03.05 14:33「ゼロ-知性-誕生」についてのメモまったく何もないところから、意識が表出されたとする。ここれは果たして可能だろうか?可能だが意味はない。意味の生じようがない。意識が、意識そのもの意識できなければ意識の存在は不可能なはず。1は1を意識できない。同一なものは同一であることを認識できない。ここから単純に考えて、同じものでないものの存在が想定されなければならない。等しいものが二つ以上あったとしても、差異がないかぎり何の意味もない。かりに意...
2020.03.03 14:44二つの手習慣の二つの手。ひとつの手は、良いと判断した習慣を取り入れて、悪い習慣と判断したものを捨てる。もうひとつの手は、価値を見抜き適正と判断されているものと、そうでないものを区別する。良い習慣は、良い結果をもたらすはずだから、結果の優れたものは、遡及的に良い習慣の成果とみることができる。逆に悪い習慣は、悪い結果をもたらすはずだから、これも結果から遡及的に悪い習慣と判断する。例えば、尊敬する人が具体的にど...
2020.03.03 01:11君主と助言者マキャベリ「君主論」の第23章から「…君主たる者は、それゆえ、つねに助言を求めなければならない。が、それは、自分が望むときであって、他人が望むときではない。そればかりか、何事であれ、自分に対して助言をしようなどという気持を、誰にも起こさせてはならない。とくに、こちらから、訊ねないかぎりは。だが、彼のほうは、あくまでも幅広い質問者でなければならない。加えて、自分が訊ねた事柄に関しては、忍耐強く、真実...
2020.03.02 17:08五輪書宮本武蔵「五輪書」から火之巻と風之巻より「『景気を見る』というのは、大勢の戦いにあっては、敵の意気がさかんか、あるいは衰えているかを知り、相手の人数のことを知り、その場の状況に応じて、敵の状態をよく見て、こちらの人数をどう動かし、この兵法を使うことによって、確実に勝てるというところを呑みこみ、先の状況を見とおして戦うことをいうのである。また一対一の戦いにあっても、敵の流派をわきまえ、相手の性質をよ...